CAP(キャップ)って何?

CAP(キャップ)とは、Child Assault Prevention(子どもへの暴力防止)の頭文字をとったものです。


ひとは誰でも安心して自信を持って自由に生きる大切な権利を持っています。
この権利を奪ってしまうさまざまな暴力「いじめ、虐待、ちかん、誘拐、性暴力など」に対し、なにができるのかを伝え、子どもの自尊感情を高め、暴力から身を守る力を引き出す人権教育プログラムです。

CAPは地域コミュニティに働きかけます

子どもを取り巻く環境にCAPプログラムを提供することで、子どもへの暴力防止についての理解を深めます。

CAPの三つの理念

エンパワメント

エンパワメントとは、子どもは守られるべき力のない存在としてとらえるのではなく、子どもにも内なる力があるという考え方です。

CAPのプログラムは、子ども自らあらゆる暴力から身を守る方法を学べるような工夫があります。

人権意識

CAPのプログラムでは、ひとは誰でも安心して自信を持って自由に生きる権利があると説明します。

暴力とは、この3つの権利が奪われることです。

CAPのプログラムの中では、この3つの権利が奪われそうになったら何ができるかを子どもたちと一緒に考えていきます。

 

コミュニティ 

CAPでは、子どもたちの安全のために、学校の教職員や保護者地域の大人たちが子どものサポートすることが大切だと考えています。

CAPのプログラムで共通認識を持ち、学校・家庭・地域が一体となって、子どもの安全と権利を支えます。

 

CAPの歴史

   森田 ゆり
   森田 ゆり

1978年に米国のオハイオ州コロンバス市のレイプ救援センターで開発・実施される。

1985年に森田ゆりさんによって日本で紹介された。

1995年に日本でCAPのスペシャリストの養成講座が初めて開かれた。

 

2003年12月 「はりまCAPリバ」が加古川市で発足。